2023.12.29
マリチのポーズの正しい取り方と期待できる効果をわかりやすく解説
マリチのポーズの正しい取り方と効果をヨガインストラクターが解説します。マリチのポーズはヨガクラスでもよく登場する座位のポーズで、背骨を伸ばし、背中や腰の筋肉をストレッチすることができます。
ここからマリチのポーズについて具体的に見ていきます。ポーズへの理解を深め、正しく行えるようになりましょう!
マリチのポーズってなに?
マリチのポーズは、ヨガクラスでもよく行う座位の代表的なポーズです。マリチのポーズは創造主ブラフマーの息子、賢者マリーチに捧げられたもので、マリーチに敬意を表して名付けられたと考えられています。
このポーズの特徴は、マリチの座り方やポーズの組み合わせを模倣したとされる点です。サンスクリット語では「マリチアーサナ」、日本語では「マリチのポーズ、別名「賢者のねじりのポーズ」とも呼ばれています。
マリチのポーズは一つではなく、マリチアーサナA・B・C・Dといったバリエーションがあります。ここではロイブのレッスンのスタンダード60で行う、初めての方でも簡単に取り組めるようにアレンジしたマリチのポーズをご紹介します。
マリチのポーズで期待できる効果
マリチのポーズを正しく取ることで、身体にはどんな変化があるのでしょう?ここから一緒に確認していきます!
背骨周りの柔軟性
マリチのポーズは背骨を伸ばすポーズです。正しく行うことで背中や腰の筋肉をストレッチできます。また、定期的な練習によって、背骨周りの柔軟性向上をサポートします。
内臓への刺激
マリチのポーズは内臓を刺激するポーズとして知られています。腹部をねじることで内臓の働きを活性化し、消化器系の健康促進にアプローチします。
腰痛の軽減サポート
マリチのポーズは腰部に重点を置いたポーズです。腰の筋肉を強化することによって腰痛の軽減をサポートします。
柔軟性の向上にアプローチ
マリチのポーズは大腿部(だいたいぶ)、肩、背中、腰など、多くの部位を伸ばすポーズ。背骨周り以外にも全身の柔軟性アップにアプローチします。
以上のように、マリチのポーズは主に背中や腰、内臓へ働きかけるポーズです。無理をせず、適切なフォームと呼吸を意識して行うことが大切です。
マリチのポーズの正しい取り方とコツ
ここからはポーズの手順やコツを詳しくご紹介します。
ポーズの手順
1.足を伸ばして坐り、つま先は上に向ける。両手をお尻の後ろにつき、手で床を押しながら、骨盤を床に対して垂直に立てる。
point:ハムストリングスなどの柔軟性が足りず、骨盤が垂直に立てにくい場合は、膝を少し曲げて軽減させる。
2.右膝を立て、左足の膝の外側に置く。
point:右足裏全体で床を押すよう意識すると、土台が安定し、よりポーズが深まる。
3.左腕を伸ばしたまま、立てた右脚にかけ、右手はお尻の後ろあたりの床につき、息を吸いながら右脚裏全体で床を押し、骨盤を立てて背骨をまっすぐ上に伸ばす。吸う息で右にへそ上からねじりツイスト。
point:お尻の後ろの床についた右手に体重が乗らないように、頭頂を上に押し上げるようにイメージしながらお腹の力を意識するとツイストが深まる。
4.目線は斜め後ろに向ける。3~5呼吸ほどキープ。
5.吸う息で正面に戻り、吐く息で手足を解き、脱力。
6.反対も同様に行う。
YouTubeで動きをチェック!
ポーズのコツや注意点
・肩がすくまないように、首を長く保ち、両肩を床と並行にする。
・伸ばしている方の脚のつま先を上に向けておく。
・無理にツイストせず、心地の良い場所で呼吸する。
・痛みがある場合、妊娠中、生理中などは無理にポーズを取らない。
まとめ
マリチのポーズは背骨周りの柔軟性の向上につながるポーズです。姿勢を正しく調整し、肩こりや腰痛の緩和をサポートします。また、内臓も刺激されるため、便秘の緩和サポートにもなるでしょう。
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